滋賀医療人育成協力機構
2024年11月6日
「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2024 第四弾!は2024年9月20日(金)17時から「家庭医療×まちづくり医療と地域の新しいつながりを考える~全ての医療従事者、学生のために!人と地域の絆を学ぶ~」と題して開催されました。20年以上訪問医療をされ、地域丸ごとケアを考えておられる永源寺診療所 所長 花戸貴司先生をお迎えしました。
花戸先生ご自身の現状のお話しを含め、介護についてお話しいただきました。人口減少社会の中で、単身の高齢者の増加がみられることで、本人だけでなく介護家族も含めて社会的孤立にならないようにすることが大事だということ、地域とのつながりが大切だということをお話ししていただきました。先生の診療所内に併設されたフィットネスジムやレストランは、地域の人とのコミュニティが築きやすいようにされていることがわかり、学生の皆さんには新しい気づきとなる貴重なお話しでした。今回、随所にクイズや質問を取り込んでいただき、QRコードで回答するなど、今までにない形で参加することができ、楽しい時間になりました。質問も途切れず、丁寧にお答えいただき有意義な時間を過ごすことができました。
タイトル:「家庭医療×まちづくり医療と地域の新しいつながりを考える
~全ての医療従事者、学生のために!人と地域の絆を学ぶ~」
日 時:2024年9月20日(金)17:00~18:00 滋賀医科大学臨床講義室1
講 師:永源寺診療所 所長 花戸 貴司先生
参加者:学生16名(滋賀医科大学医学科)、職員2名、合計18名
共 催:滋賀医科大学 医学・看護学教育センター、滋賀県医師キャリアサポートセンター、滋賀医科大学 里親学生支援室
学生の声
・高齢化や人口減少など、現在の日本社会にある問題について、具体的なデータやグラフを見て理解を深めることができました。
・社会的孤立の中にも種類があり、時代や地域に応じて現状を正しく把握して対応することが大切だということ。
・花戸先生が、高齢化・人口減少が進む社会の中で、抗いながらも前に進んでおられる様子が印象的でした。また、私はコミュニティづくりにも興味がありましたが、そのヒントを得ることができました。