滋賀医療人育成協力機構
2024年9月25日
9月6日(金)弓削メディカルクリニックの中村琢弥先生を講師にお迎えし、開催されました。
参加者は学年が分散するように3~4人のグループに分かれて着席し、まずは中村先生から、公衆衛生の取り組み方を実例も交えながらお話しいただきました。
次に実践としてグループワークに入りました。多くの住民にワクチンを接種してもらうためにはどうしたらよいかという課題に、グループでアイデアを出し合い発表しました。中村先生からは、地域の特徴をおさえて対策を考えることが重要、医療従事者の仕事は多様で、公衆衛生は効果の大きさが魅力というお話がありました。
最後に質疑応答に入りましたが、質問が途切れず当初の予定時間より延長して、お答えいただきました。ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院で修士号を取得された経験談や、学生時代に情報処理能力や語学力などを高めておくとよいとアドバイスをいただきました。
リラックスした雰囲気の中、活発に意見を出し合う充実した講演会となりました。
タイトル:「地域医療×公衆衛生 家庭医から学ぶ! 地域住民集団の健康を守る方法」
日 時:2024年9月6日(金)16:00~17:30 滋賀医科大学看護第3講義室
講 師:医療法人滋賀家庭医療学センター/弓削メディカルクリニック 中村 琢弥 先生
参加者:学生15名(滋賀医科大学医学科14名、看護学科1名)、職員2名、合計17名
共 催:滋賀医科大学 医学・看護学教育センター、滋賀県医師キャリアサポートセンター、
滋賀医科大学 里親学生支援室
学生の声
・家庭医と公衆衛生は相互作用があり、対策をすれば地域は変わるということが学びになった。
・公衆衛生に対してどのように取り組んでいくかをグループワークを通じてよく学べました。
・公衆衛生を考えるに当たって、問題を思いつくだけでなく8段階のステップを正確に捉えて行くことが大切だということ。
・「きちんと対策をすれば、地域は変わる」という先生のお言葉。実例や統計データを交えた説明を受け、理解が深まりました。
・公衆衛生について考える時に、統計を用いることが多いので、学んでおくべきだということが印象に残った。