滋賀医療人育成協力機構
2024年9月11日
今年度の「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズは、学生からのリクエストで講師をお呼びし、開催されています。第二弾は8月29日(木)に、美大でデザインを学びながら浅井東診療所で家庭医療に従事されている髙石亮太先生と、厚生労働省に勤務し公衆衛生に携わっておられる医系技官の松下詢先生を講師にお迎えしました。
「アートやデザインって何だろう」「なぜ医療に関係してアートやデザインを考えておくと良いのか」「アートやデザインを取り入れた事例って何があるのか」を講師と参加者が一緒に考えました。終盤ではフリートーキングの時間もあり、臨床や臨床以外のキャリアについてお話しいただきました。
アートやデザインと医療という視点が、新たな気付きを与えてくれる貴重な時間でした。台風が近づき天候が不安定な中、ご参加いただきありがとうございました。
タイトル:「医療、アート、デザイン、公共」-プライマリケア医×医系技官-
日 時:2024年8月29日(月)17:00~18:30 滋賀医科大学臨床講義室1
講 師:浅井東診療所 髙石 亮太 先生
厚生労働省健康・生活衛生局 健康課地域保健室 松下 詢 先生
参加者:学生25名(滋賀医科大学 医学科23名、看護学科2名)
研修医1名、職員4名、合計30名
共 催:滋賀医科大学 医学・看護学教育センター、滋賀県医師キャリアサポートセンター、
滋賀医科大学 里親学生支援室
参加学生の声
・今までよくわかってなかったアートとデザインの違いについてよく考えることができた。
・視覚的に人を魅了し感動させる力があるアートをデザインと一体化させて、人の心を動かして社会課題を解決していくアプローチが非常に参考となった。
・患者さんの生き方や価値観に最適化していく家庭医療のプロセスには、クリエイティブな側面があり、アートやデザインに共通するところだと感じ、家庭医療もある種のアートだと感じた。
・デザインやアートに関する考え方や、定義、それらを用いた活動には答えが決まっていないという視点が1番印象的で、ジャンルの隙間にも目を向ける余裕を持とうと思った。