滋賀医療人育成協力機構
2026年11月5日
10月15日(木)18時から「学内で地域医療の体験ができる」課外授業シリーズ2026第四弾!は、慶応義塾大学医学部 衛生学公衆衛生学教室 専任講師の飯田美穂先生を講師にお迎えし開催されました。
産婦人科医、産業医、研究者、大学教員として活躍されている飯田先生から、ご自身のキャリアや複線型キャリアについてお話しいただきました。先生は、臨床の現場で出会った未受診妊婦などの事例をきっかけに、医学だけでは解決できない社会的課題に関心を持ち、大学院へ進学されました。女性の健康について臨床での気づきを研究し、その成果を臨床、教育、産業保健の各分野へ還元されています。
また、仕事と家庭の両立については、ご自身の経験を交えながら、ひとりで抱え込まず周囲と支え合う仕組みづくりの大切さを語られました。どちらかを犠牲にするのではなく、自分自身を大切にしながら、キャリアと家庭を両立できる道を探してほしいとエールを送られました。
さらに、まずは一つの専門分野で患者さんを診るための基礎を身につけ、その中で生まれた疑問や関心が研究や公衆衛生への入口になるとお話しいただきました。そのため、今すぐ進路を一つに決める必要はなく、社会への関心や問題意識を持ち続けることが大切であると教えていただきました。
今回の講演は、学生が将来の進路や働き方について考えるうえで、多くの学びと刺激を得る貴重な機会となりました。講演後には希望者による懇親会も開催され、和やかな雰囲気の中で多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

日 時:2026年10月15日(木)18時~
テーマ:『女性の健康を支える
産婦人科医・産業医・研究者というキャリア』
講演者:慶応義塾大学医学部 衛生学公衆衛生学教室 飯田 美穂 先生
参加者:学生18名(医学科16名、看護学科2名)教職員5名、合計23名
学生の声(抜粋)
・臨床と公衆衛生と産業医の経験をされている方のお話をしっかり聞いたのは初めてだったので、とてもありがたかったです。自分のキャリアを考える参考になりました。
・産婦人科と家庭医療に関心があり、悩んでいる部分も多かったので、とても興味深い講演でした。
・女性医師のキャリア、とくに博士課程にいくのはどう両立すればいいのだろうと思っていたので勉強になりました。
・医療は人、地域をみるということを超えて、社会を見ることが求められているという新たな視点を持つことができた。また、漠然としていた医師としてのキャリアについて少し理解を深めることができたと思う。
・社会人経験があり、働く女性の健康問題に関わりたい思いが強くなり医学の道に進むことにしたので、少しでしたが産業医としての女性の健康管理について知ることができてよかったです。
・生の話でしか得ることのできない様々な学びを得ることができた。自分にとって大きな経験になったと思う。


