滋賀医療人育成協力機構
2022年2月17日
2月4日(金)ZOOM配信にて滋賀医科大学「地域里親学生支援事業」の一環である「学外研修会・意見交換会」を滋賀医科大学里親学生支援室との共催で開催しました。
今回の研修会では、本事業の取組を振り返り、経験豊富な里親の先生方(松本道明先生、松井善典先生、木築野百合先生)をパネリスト、本事業の立ち上げに携われた垰田先生をアドバイザーにお迎えし、ディスカッションを行っていただきました。
先生方からは本制度の良さとして、今の若者との接点があることで今どきの学生の姿が見えてる、入学時から本制度が開始でき医師・看護師などの先生方と接点が持てる、学生とのふれあいにより自己のリフレッシュにもつながっている、などの意見がありました。
また、メールの反応が遅い、連絡がメールなので、過去のメール文を探したりするのが大変なので、今後はLineなど、他のツールに変更した方がよいのではといった改善点に関する意見があり、今後の連絡方法にも工夫が必要であることがわかりました。
今後の課題として、登録時から卒業まで同じ里親の先生ではなく、学年が進むにつれて、進路や興味が変わるので、再マッチングをしてみては?とのご意見もありました。
里子からも「医者と気軽に接したいと思い登録をしたが、今の里親の先生から返信がなく、どうしてよいか分からなかったが、先生方の思いを知り、自分から、もっと気軽にメールをしてみようと思った」との意見がありました。
新型コロナウイルス感染症拡大の状況を受け、今年度もZOOM配信による研修会となりましたが、当日は23名の里親の先生方、プチ里親の方々に参加いただきました。また里子も交え、意見交換が行われました。
今後の里親制度の在り方など、先生方の意見を踏まえ、より良いものにしていきたいと思っております。
お忙しい中、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
※滋賀医科大学地域里親学生支援事業として、里親(県内で活躍されている医療従事者)・プチ里親(地域の皆様)・里子(この制度の登録学生)が交流し、医療人としての心構え、地域医療の現状などを伝える場として毎年1回開催しています。