滋賀医療人育成協力機構
2026年7月1日
第二弾は、5月29日(金)高島市民病院 在宅療養支部訪問診療科(訪問看護認定看護師)主任看護師 武内美英子先生を講師にお迎えし開催されました。
初めに、高島市の概要と地域の特性を紹介いただき、続いて国・県の医療政策の動向を、武内先生のご経歴とともにお話いただきました。
高齢化がすすむ高島市では、住民が健康で自立して生活していけるよう市内3つの病院による業務分担、訪問看護ステーションなどの訪問看護体制が整備されるなど、行政や福祉と協力し取り組まれています。
平成25年の台風による災害について、当時対応された実例を写真を見せていただきながら、訪問看護ステーションの防災への取り組みや、高島市がすすめる個別避難計画の作成についてご説明いただきました。
最後に、武内先生の訪問看護師のご経験から、地域に寄り添う医療職の魅力をお話いただきました。これから高齢化社会の中で医療に携わる学生さんが、将来を考えるうえで貴重な時間となりました。

タイトル:「高島市の地域特性から多職種連携、訪問看護、災害医療を考える」
日 時:2026年5月29日(金)16:30~18:30(滋賀医科大学第1講義室)
講 師:武内 美英子先生
(高島市民病院 在宅療養支部訪問診療科(訪問看護認定看護師)主任看護師)
参加者:学生13名、教職員7名、合計20名
共 催:滋賀医科大学 医学・看護学教育センター、
滋賀県医師キャリアサポートセンター、滋賀医科大学 里親学生支援室
学生の声(抜粋)
・いい意味でも悪い意味でも、「その人でないといけない」サービスを提供してはならないというのが印象に残りました
・医学科なので、医師になった時に、どのように地域の訪問看護のチームと関わっていくのが、地域に暮らす方々の支えになるかを考える時間になりました。
・訪問看護を利用している方の写真がとても印象に残りました。笑顔で利用者さんの成長を共に感じられる素晴らしい職業だと感じました。
・多職種カンファレンスなどは病院でよく見るが、病院で実習しているだけでは、地域に戻った患者さんのその先や実際を知らないことも多い。先生からお聞かせいただいたエピソードは非常に勉強になった。
・訪問看護師が災害時も利用者さんの支援に関わっていることを初めて知り、驚きました。災害時は、職員どうしの情報交換が非常に重要で、絶え間のない支援を提供するためには、職員側も日頃からトリアージや防災研修を行っていることを学びました。
・高島市では、医療だけではなく福祉や教育、行政が連携して地域医療を担っているのだということが理解できた。高齢化が特に進んでいる高島市では、3つの病院による業務分担が行われていたり、訪問看護ステーションなどの訪問看護体制の整備が行われたりしており、高齢化社会における医療のあり方の模範となるような地域だと思った。一方で災害時のタイムリーな連携に関する課題などもあるのだとわかった。
・一人でなんでも出来る方が良いに決まっていると思っていたが、負担が一人に集中してしまわないように互いに協力して水準を高める、という話が印象に残った。


