滋賀医療人育成協力機構
2015年8月4日
7月15日(水)午後6時から滋賀医科大学教職員ホールにおいて「第5回卒業後の自分を考える連続自主講座」を開催しました。
講師には、角野文彦先生(滋賀県健康医療福祉部 次長、医師・滋賀医科大学医学科6期生)と、糸山めぐみ先生(訪問看護ステーション オリーブ 所長、看護師)をお招きし、滋賀県の保健医療政策に関わっておられる角野先生から、行政医師の仕事とやりがいについて、また、昨年 近江八幡市に訪問看護ステーション オリーブを開設された糸山先生には、在宅医療(高齢者だけでなく精神、障害児者も含めた)における訪問看護師としての苦労とやりがいについてお話をしていただきました。
あいにく試験前のために学生3名の参加となりましたが、両講師を囲んで和気あいあいとした中で、本音を話し合える会となりました。
ご多忙の中、滋賀医科大学までお越しいただきました角野先生、糸山先生有難うございました。
「参加された学生さんの声」
○医学科3年生
県レベルでの医療行政のお話など、普段聞けないしあまり知らないことについてたくさん聞けて、とても貴重な体験になりました。
実際の医療現場におられる糸山さんと、行政の立場から医療環境をつくる角野先生と、大学で研究、教育の立場から大局的に医療を分析する垰田先生の三人が、それぞれの立場からお互いを尊重しつつ、良い医療をつくるための輪を生み出している印象を受け、医療に直接的に携わる以外の方法でも、人の健康を守り高めることができるのだなと感じさせられました。
○医学科2年生
保健所に勤めておられる先生のお話ということで、どのようなことをお話し頂けるのかと期待を持って参加しました。お話し頂いた内容は、まるで戦国時代の軍師のような仕事ばかりで、お話を伺っていて大変面白いものでした。
○看護学科4年生
・イメージしにくい行政における医師の役割がよくわかりました。
・地域の病院再編などにも関わっておられることを、初めて知りました。
・新卒で訪問看護師をするのは難しいと感じていましたが、受け入れる側も歓迎してくださっていることを知ることができて良かったです。 冬から開始される「訪問看護師コース」など教育のバックアップも整いつつあるようなので、卒業後の進路の選択が広がればよいと思いました。