滋賀医療人育成協力機構
2014年7月16日
5月18日(日)に開催された今年の健康フェステバルでは、松井善典理事の企画で「まちのお医者さんと医学生の健康相談会」ブースが設けられ、医療面接やコミュニケーションに関心がある医学生9名と二人の医師(松井先生、宮地先生)で51件の相談に乗りました。
相談に来られた方は、8ヶ月の赤ちゃんから80歳台までの全年齢にわたっていましたが、10代から30代の相談はなかったそうです。
相談内容は、総じて、診断や治療よりも、自分なりの意見が医師からみてどうなのかたずねたいや、不安に対応して欲しいなどの相談が多かった印象があるそうです。
相談開始の10時から終了の15時まで途切れることなく相談が続き、お昼を取るのもやっとの状況で終了しました。
参加学生の声
・相談会は「将来どのような医師でありたいか」、という自分の原点を思い出させてくれる素晴らしい機会となりました。また同じような志を持った学生と出会い、意見交換できたことに加えて、先生方の熱心で丁寧な指導のおかげで自分の視野を大きく広げることができ、今回の相談会がより貴重なものになりました。
・同じ健康の悩みでも、人によってその表現や気にしていることが様々であることを実感しました。測定したら高血糖だから相談に来たということは共通していても、生活習慣や薬に対するイメージは大きく異なっており、異なるアドバイスを必要としておられることに気が付かされました。大学で講義を聴いているだけでは学べない、貴重な経験となりました。
・相手の反応を見ながらコミュニケーションをとる、表面的なものにとらわれずに相手の言いたいことを探るということの重要性を、頭だけでなく、体で理解することができました。自分の将来の仕事にも生かせる内容であったと思います。本当に参加してよかったです。