滋賀医療人育成協力機構
2013年3月22日
滋賀医科大学主催、NPO法人滋賀医療人育成協力機構の後援で「今時の学生」問題と教育方法改善に関するFD・SD研修会を、2月14日(木)に滋賀医科大学において開催しました。
まず、本機構理事で滋賀医科大学社会医学講座(衛生学)垰田准教授から「教職員が遭遇している『今時の学生』問題」というテーマで、教職員に実施したアンケート結果を基に、学生と関わっている教職員がどのように感じているのかについて講演がありました。
続いて、滋賀医科大学精神医学講座 山田教授から、「学生の授業態度や学生生活上のマナーの低下問題について」というテーマで、先生の周囲で起こった事例や、教員間の話題を基に講演があり、演者からは、果たして我々教員は学生に対し礼儀作法を教えてきたのだろうかという問題提起がありました。
最後に、滋賀医科大学呼吸器内科 長尾講師(学内)から、「私の『授業への取り組み方』」というテーマで、学生が「欠席して損をした。」と思うような授業を行うため、「目を引くスライドの作成」・「語呂合わせをして覚えさせる」など授業の工夫点と、学生に授業内容を理解させるために、何度も同じことを繰り返し伝えることの重要性について講演がありました。
終了後のディスカッションでは、「授業欠席者に資料を渡すべきか、渡さぬべきか」について意見交換があったほか、アンケート調査では、「躾は家庭の問題であるが、大学で行うことも必要 である。」などの意見がありました。 今回の研修会には80名を超える方々にご参加いただき、今後の学生への指導や対応において参考になる有意義な研修となりました。
また、この研修会に先立ち実施しました滋賀医科大学、滋賀県立大学人間看護学部、聖泉大学看護学部の教職員へのアンケート調査には、多くの皆様にご協力いただき有難うございました。
FD・SD研修会