地域医療を担う医師・看護師の育成を支援します。

令和5年2月18日(土)「第8回びわ湖家庭医療フォーラム」「卒業後の自分を考える連続自主講座」が、日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部、滋賀医科大学里親学生支援室との共催で、ホテル&リゾート長浜にて行われました。当日は、医学生、指導医等15名の参加者がありました。

メイン講演は、神戸大学大学院医学研究科特命教授 見坂恒明先生から丹波医療センターでの実践と教育の話題から、兵庫県全体での地域枠学生や総合診療専門医の育成についてのシステム作りについて聞くことができました。また病院再編で鍵を握る基礎的な医学教育の魅力作り、指導体制、チームづくりなどについて具体的な取り組みを聞くことができました。
雨森先生（弓削メディカルクリニック）からは滋賀県での総合診療に強い病院づくり、楠井先生（長浜赤十字病院 ）からは再編においての総合診療の重要性、大西先生（浅井東診療所）からは院内の総合診療のリーダーシップや他の科との関係づくり、中川先生（長浜赤十字病院）は学生・研修医への教育文化についてそれぞれ指定発言を行い、見坂先生の講義の合間に質疑応答や今後の滋賀県での取り組みについての意見交換が大いに盛り上がる内容となりました。
病院再編と病院での総合診療チームの実践と教育において兵庫県は滋賀県の先の先を進んでいることを学び、今回の参加者が次に何をすべきかについても議論できる研修会となりました。