3月23日(木)・24日(金)に、彦根市・米原市方面を訪問させていただいた春の宿泊研修には、学生9名(医学科1~4年5名、看護学科1~3年4名)が参加しました。

23日(木)1日目
 滋賀医科大学を出発し、今回の研修地である彦根市へ向いました。

1.彦根市地域見学(彦根城、彦根城博物館など)
いろは松の近くの駐車場から15分ほど歩き、複数あるやぐらをくぐり抜けて彦根城のシンボルである天守へ向かいました。天守の前の広場には、梅の木がきれいに花を咲かせていました。天守をバックに記念撮影の後、それぞれ思い思いに城内の庭園や博物館などを見学しました。

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2.彦根市立病院
 昼食の後は、湖東地域の中核病院である彦根市立病院を訪問しました。彦根市立病院では、日村院長代理からご挨拶いただいた後、切手主任部長(在宅診療担当)から病院の概要の説明をいただき、救急、循環器内科、手術室、ヘリポート、緩和ケア病棟の順に院内を見学させていただきました。地域の在宅医療に携わる「かかりつけ医」が少ないことから、平成28年4月に新たに立ち上げられた在宅医療支援室のチームスタッフの自己紹介の後、実際に訪問診療に持参する器具などを見せていただきました。最後に、病院の敷地内にある彦根市の保健・医療複合施設である「くすのきセンター」を訪問し、保健師の仕事や施設について説明をいただきながら見学をしました。

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3.友仁山崎病院
彦根市の南側に位置し、南彦根駅近くにある友仁山崎病院を訪問しました。馬場事業統括管理者からのご挨拶の後、髙橋院長から病院の特徴や地域医療についてのお話、医療人として学生時代に身につけて欲しいことなどのお話をいただきました。その後、中岡事務長の案内で、病院内の施設見学、関連施設である介護老人保健施設などを見学させていただきました。

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4.交流会
夕方は、宿泊先のグランドデュークホテルにおいて交流会を開催しました。

交流会1部では、平尾米原市長から歓迎のご挨拶をいただいた後、米原市地域包括医療福祉センター「ふくしあ」の今井認知症ケア上級専門士から、「地域包括支援センターの役割と認知症初期集中支援チームの活動」と題して、具体的なチームの活動内容についてご講演いただきました。その後、「ふくしあ」センター長の中村先生より「全世代型地域包括ケアへの挑戦」と題して、実際の「ふくしあ」での活動についてご講演いただきました。質疑応答では、学生からたくさんの質問がありました。

交流会2部においては、訪問先の関係者の方々や里親、プチ里親の皆様にご参加いただき、和やかな雰囲気での意見交換、懇談の場となりました。

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24日(金)2日目

1.地域見学(龍潭寺)
佐和山の山麓にある井伊家ゆかりの龍潭寺を訪問しました。お寺には、きれいに整えられたいくつかの庭園があり、ご住職が丁寧にお寺や庭園の由来について説明くださいました。

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2.米原市地域包括医療福祉センター「ふくしあ」
地域見学後、米原市米原・近江地域の地域包括ケアの拠点となる米原市地域包括医療福祉センター「ふくしあ」を訪問しました。センターでは、服部事務部長から在宅医療支援の拠点となる診療所と病児・病後児保育室の「医療センター」と「児童発達支援センター」の2つの機能を併せ持つ「ふくしあ」の概要や米原市の地域包括ケアの取り組みの歴史とこれからの構想についてのお話がありました。その後、2班に分かれて、施設内をゆっくりと見学させていただきました。施設内には、研修医などの長期研修の受け入れができる施設なども設けてあり、地域医療を担う医療人育成の手厚さを感じました。

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3.地域包括ケアセンターいぶき、野一色サロン
昼食後は、米原市の山東・伊吹地域の地域包括ケアの拠点となる地域包括ケアセンターいぶきを訪問しました。初めに、畑野センター長からセンターの概要の説明を頂き、その後、センター内を見学させていただきました。通所訪問リハビリの様子や老人保健施設での地域の学童の子供達の演奏の様子など、施設の日常の風景も見ることができました。その後、米原市の「地域お茶の間創造事業」として野一色地区のボランティアの手で週3回開かれているサロンを訪問させていただきました。サロンでは、野一色サロンの運営に携わっていらっしゃる西堀さんから実際の取り組みについて、お話を伺った後、サロンのスタッフの皆さんとグループ交流を行いました。その後、サロンを利用されている5~6名の方と学生とで、交流をさせていただきました。最後に、畑野センター長、水上看護師、髙木事務係長方を囲んで、残雪の伊吹山をバックに記念写真を撮り、帰路につきました。

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今回も、地域の方々をはじめ、たくさんの医療関係者等の方々にご協力いただき、地域医療について学び多い研修となりました。この場をお借りして、ご協力いただきました皆様方に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

(この研修は、滋賀医科大学里親学生支援室との共催で実施しました。)

 3月1日(水)滋賀医科大学里親学生支援室との共催で、「講義・実習中のスマートフォン等の使用に関するFD・SD研修会」を開催しました。

 このテーマでは平成26年度にも実施し、2度目の開催となります。研修会では、滋賀医科大学基礎看護学講座(形態・生理)の相見教授より「アンケート調査結果報告」として講演がありました。
講演では別途調査した「講義・実習中のスマートフォン等の使用に関する調査」結果を基に、教職員の対応の変化や学生の要望などについて報告がありました。

 続いて、滋賀医科大学医療情報部 永田教授と、滋賀医科大学マルチメディアセンター 重歳助教から、「知っているようで知らない情報化社会の変化 学生たちに何を教える必要があるのか?」と題して講演がありました。講演では、講義資料における著作権の話があったほか、情報を安易に拡散することのリスクについて様々なタイミングで学生たちに教えていかなければならないなどのお話がありました。

 その後のディスカッションでは、それぞれの講義での対応の仕方についての意見交換があったほか、学生のほとんどが電子機器を所持する状況の中「教育のインフラとして使用し、その中でモラルを育てていくことも必要ではないか」など様々な意見が聞かれました。

 今回の研修会には、県内看護学校の方々も含め、約40名の教職員の方々にご参加いただき有意義な研修会となりました。

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第8回「卒業後の自分を考える」連続自主講座『災害と救急医療~救命のために~』を開催しました。

 学生の皆さんが、医師や看護師としての自分の将来像を探すことを応援する「卒業後の自分を考える」連続自主講座を、11月4日に滋賀医科大学クリエイティブモチベーションセンターにおいて開催しました。
 今回の講師には、江口 豊 医師(滋賀医科大学救急集中治療医学講座教授、滋賀医科大学医学科2期生)、田畑 貴久 医師(滋賀医科大学医学部附属病院 救急・集中治療部副部長、滋賀医科大学医学科13期生)、 飯島 圭 氏(滋賀医科大学施設課電気係 主任)、武村 佳奈子 看護師(滋賀医科大学医学部附属病院 看護部2C副看護師長)をお迎えし、お話を聞かせていただきました。

「世界標準治療を超えて」

20161128_1.jpg 江口 豊 先生からは、2010年に心肺蘇生法の国際ガイドラインが改定され、心肺停止患者に対する人工心肺装置の活用、緊急冠動脈形成術や脳低温療法の施行が社会復帰に繋がると示唆されました。
 救急集中治療医学講座では、人工心肺装置装着や脳低温療法を積極的に導入し、世界のガイドラインの推奨度を超えた先進的治療を行っています。医師はガイドラインを遵守し診療に当たることはもちろん大切ですが、医学の進歩のためにガイドラインを作成する医師になろうという気構えも持ってほしい、とのお話がありました。

「災害への備え~災害の現場から~」

20161128_2.jpg 田畑 貴久 先生からは、外科医として診療を行っていたのですが、外科診療で扱う外傷の手術・処置の方が自分には合っていると思い、救急集中治療の道に進むようになりました、とのことでした。
 医大で日常勤務をしながら、滋賀医科大学DMAT隊員として活動しています。災害現場で、DMATとして活動できる環境を整備したり、大学内で災害医療に対応できる人材の育成・体制の構築に努めています。

「チーム医療の要~メディカルスタッフの立場から~」

 飯島 圭 氏からは、平時は滋賀医科大学施設課電気係員として勤務されていますが、災害時「滋賀医科大学DMAT」への出動命令が出た際には、業務調整員として災害地に赴き活動されている様子をDVDにまとめお話いただきました。 20161128_3.jpg
 武村 佳奈子 看護師からは、現在は2C病棟に勤務していますが、就職当初の勤務はICUで5年間お世話になりました。そこで江口先生に出会い、救急医療に興味を持ち2009年には「救急看護認定看護師」になり、現在は大学院で学んでいます。
 現在「滋賀医科大学DMAT」には、医師6名、看護師11名、業務調整員4名の隊員がおり、災害時には1チーム5名で活動します。東日本大震災では、花巻空港のSCUでトリアージ、応急処置などの活動をしました、とのお話がありました。
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最後の学生さんから色々な質問があり丁寧に回答いただいた中、

20161128_5.jpg特に印象に残ったのは、
 講師の皆様が口をそろえて、「自分だけの力では何もできません、皆のチーム力が必要です。」と謙虚に語ってくださったこと。
「医師・看護師など人の命に係わる仕事に携わるということに腹をくくれ!」というお言葉。
「卒業後、どの科に進むかは自分の一番好きな事で選べばよい。進む道はおのずと開けて来ます。私達も外科医を目指していたが、現在は救急治療の道を進んでいます。」
学生の皆さんの心にずっしりと刻まれるお言葉をいただき有難うございました。

【参加学生の声】

  • 攻める医者、守る医者というのが印象に残りました。どちらかというと守る医者の方に逃げたいと思ってしまうのですが、江口先生のお話を聞いて、攻める姿勢も大切なのだなと感じました。
    災害医療の携わる人に、業務調整員という職種があることは知っていたのですが、話を直接聞くことができて、イメージとしてはっきりしたものになりました。
    滋賀医大の救急について以前よりも知ることができました。
  • 私にとってガイドラインは暗記して実行するものでした。今日のお話の中のガイドラインを作る側に自分がなる、という言葉には目からうろこが落ちました。
    施設課の方が、医師や看護師と一緒にお仕事をしている姿に新鮮な感じがしました。
  • 私は医学科1回生で、卒業後どのような医療活動に従事するかまだ具体的に決まっていなかったが、実際に災害現場で医療活動に従事している医師や看護師、業務調整員の生の声を聴くことで、災害医療に対する関心が深まり、将来災害医療に従事することを視野に入れる良い機会となったと思う。
    また、災害医療は平常よりも、様々な職種の方々と連携が求められ、また業務調整員の方たちの支えが、円滑に医療行為をするにあたって非常に大切であるということを学んだ。
    最後に、質疑応答があったが、その中で江口先生をはじめとして激励のお言葉があり、感銘を受けた。人生の先輩方からのアドバイスを忘れず、これからの学生生活を有意義に過ごしていきたい。
  • 講師の先生方の能動的に医療に関わっておられる姿勢をお話し頂いて、日頃授業を受けてそのままで終わっていないか、受動的になっていないか、と反省する機会になりました。日々の授業も情報量が膨大ではありますが、先生方も仰っていたように、何が役に立つかは必要になるまで分からないので、試験にとらわれず学んでゆきたいと思います。
  • 普段は一方的にお話を聞いている先生方と近い距離で、個人的なお話も交えて会話できたことが良かったです。気軽にオフィスを訪ねるきっかけも頂きました。ありがとうございます。
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