里親・プチ里親等対象の学外研修会(交流会)を開催しました。

令和4年度 里親・プチ里親等対象の学外研修会(交流会)を開催しました

1月12日(木)対面及びZOOM配信によるハイブリッド形式にて里親学生支援事業の一環である「学外研修会(交流会)」を滋賀医科大学里親学生支援室との共催で開催しました。

 今回の研修会では、滋賀県内で精神科の医療に携わっておられる琵琶湖病院 思春期青年期治療部長 稲垣貴彦先生に『県内における子どもの心の診療ネットワークの構築と活動』と題してご講演いただきました。
 県内における子どものこころ専門医の少なさなど、様々な課題も挙げていただきながら、精神医療全体での役割や専門医の育成についても詳しく説明いただきました。
 参加学生からの質問にも丁寧にお答えいただき、最後、学生に向け「今後、目指す診療科において、精神科以外でもメンタルヘルスに関わらない科はないので、是非県内の子どもの心の診療ネットワークに参加してください」と呼びかけがありました。
 新型コロナウイルス感染症拡大の状況を受け、ハイブリッド形式による研修会となりましたが、里親の先生方、プチ里親、後援会役員、しゃくなげ会役員の方々にご参加いただき、里子も交え、充実した研修会となりました。
 お忙しい中、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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※滋賀医科大学地域里親学生支援事業として、里親(県内で活躍されている医療従事者)・プチ里親(地域の皆様)・里子(この制度の登録学生)が交流し、医療人としての心構え、地域医療の現状などを伝える場として毎年1回開催しています。


彦根市・米原市方面の医療と歴史・文化を学ぶ宿泊研修を実施しました。

  8月29日(月)に、地域理解・交流事業「夏の宿泊研修」をオンライン配信で実施しました。
当初の予定では彦根市・米原市方面の各施設を訪問し、見学等を行う予定でしたが、コロナの感染拡大の影響により、実地見学を中止せざる得ない状況となり、急遽、オンライン配信に変更し、研修をさせていただきました。参加学生は、各自が事前学習での疑問点などについて質問を行ったりと、4つの施設のお話を聞くことができ、大変充実した内容であったとの声がありました。
学生14名(滋賀医科大学医学科第1~4学年10名、看護学科第1~2学年3名、滋賀県立大学人間看護学部第1学年1名)が参加しました。

【当日の内容】
<各施設のオンライン研修会 13:30~17:30>
・彦根市立病院の研修
 金子院長から病院の概要についてお話しいただいた後、在宅診療科の兒玉医師より「在宅医療支援室・在宅診療科の活動」について、ご説明いただきました。最後に、上村看護部長より「地域医療・在宅医療の取組」についてご説明いただきました。在宅訪問では特定行為の実践にて、在宅に居ながら胃ろう交換や内視鏡を用いて胃内挿入を行い、患者さまの通院の負担を減らす取り組みを行っておられるなど、在宅医療の在り方などを学ばせていただきました。

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・米原市地域包括医療福祉センター「ふくしあ」の研修
 中村センター長から地域医療についてお話しいただきました。ご自身の歩まれた道、施設の立ち上げなど、高齢者だけではなく、小児や障がい者の方が生き生きできる地域づくりを目指し、充実した地域包括ケアの取り組みについて、患者さまやご家族の方の声も聞かせていただき、米原市における地域包括ケアの在り方について学ばせていただきました。

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・豊郷病院の研修
 横田院長から自己紹介及び病院の概要についてお話しいただいた後、ご兄妹で九州から入職された看護師の方に豊郷病院での働き方についてお話しいただきました。湖東地域で唯一、精神科の入院治療が可能な診療を行い、また、開業医が少ない土地柄であるため、かかりつけ医の役割も担い、地域に密着した病院であることなどについて学ばせていただきました。医療従事者が働き易いアットホームな職場環境を伺うことができました。

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・地域包括ケアセンターいぶきの研修
 畑野センター長から施設の建設に至った経緯や概要についてお話しいただきました。赤ちゃんからお年寄りまで診ることのできる地域包括医療の展開や、医療・福祉・保健の3機能を連携した地域包括ケアのまちづくりに貢献されてきた流れなどについて、在宅医療の思い・大切さについて学ぶことができました。

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<講演・意見交換会 18:00~19:00>
 コロナの影響により宿泊による交流会が実施できなかったため、各施設のオンライン研修が終了してから、今回もZoom配信にて勉強会を実施しました。
 はじめに、彦根市立病院 在宅医療支援室長 宮澤医師に『地域における彦根市立病院の役割』と題してご講演いただきました。「救急搬送を絶対に断らない方針」を掲げられ、急性期病院の役割や回復期病院としての役割など地域包括ケアシステムを構築された彦根市立病院の特徴についてお話しいただきました。
 その後、里親、プチ里親の方々もご参加いただき、里親の先生からは行政目線のお話しも聞くことができ、学びの多いディスカッションを行うことが出来ました。

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 今回も、たくさんの医療関係者の方々にご協力いただき、地域医療について学びの多い研修となりました。この場をお借りして、ご協力いただきました皆様方に厚く御礼申し上げます。
 豊かな自然に恵まれ、地元の方々の暖かな人柄に触れながら、この素晴らしい彦根市・米原市地域で地域医療に従事する学生が一人でも多く活躍してくれることを切に期待しています。

 (この研修は、滋賀医科大学里親学生支援室及び滋賀県医師キャリアサポートセンターとの共催で実施しました。)

令和4年7月3日(日)「第7回びわ湖家庭医療フォーラム」「卒業後の自分を考える連続自主講座」が、日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部、滋賀医科大学里親学生支援室との共催で、滋賀医科大学臨床講義室にて行われました。当日は、医学生、初期研修医、指導医等24名の参加者がありました。

メイン講演は、講師に京都のよしき往診クリニック医師 宮本雄気先生(よしき往診クリニック)をお迎えし、ご講演いただきました。救急医療も経験した宮本先生が訪問診療を手掛けるようになったキャリアや、救急医療と在宅医療の共通点と相違点、COVID-19流行下における在宅医の取り組みや多職種連携などをお話しいただきました。
その後、滋賀県の総合医療プラグラムの紹介があり、閉会となりました。
アンケートでは回答者から高い評価が得られ、「在宅と救急の視点から社会のニーズに応える取組みに感動した」「訪問診療は社会のセーフティネットだという言葉が印象に残った」などの声が寄せられました。

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